ブログ

Jun 12, 2023

東アフリカの繊維産業、低投資で低迷

ケニアのアティ川輸出加工区の労働者。 写真 | ルーシー・ワンジル | NMG 東アフリカには、原料の入手可能性を考慮すると、綿織物やアパレルを生産する大規模な生産能力がありますが、

ケニアのアティ川輸出加工区の労働者。 写真 | ルーシー・ワンジル | NMG

東アフリカは、原材料と人的資本の入手可能性を考慮すると、綿織物や衣料品を生産する大規模な生産能力を持っていますが、この地域の地元繊維製品の消費量は比較的低いです。

東アフリカで販売されるアパレルの70％以上は輸入古着であり、ケニアに拠点を置くアパレル企業は製品の大部分を特に米国に輸出している。

ケニアとエチオピアは、アフリカ成長機会法（アゴア法）に基づく米国への繊維とアパレルの主要輸出国だが、原材料は地元産の綿や糸を犠牲にして外部から調達されている。

読む：ケニアのアゴアの雇用数は66,000件に達した

ケニア公共政策調査分析研究所（キプラ）によると、ケニアのアパレル企業の 70% が自社製品の約 80% を米国市場に販売しています。

ナイロビの輸出加工区 (EPZ) には、Agoa のもとで主に輸出向けの衣料品を製造するアパレル企業 21 社が拠点を置いています。

今週ナイロビで開催されたハイレベルのアフリカ連合・東アフリカ共同体および民間部門フォーラムで、アフリカ、特に東アフリカ地域は地元繊維の消費が最も少ないと報告された。

地元製造業者であり東アフリカビジネス評議会ケニア支部の副会長であるジャス・ベディ氏は、「米国における現在の繊維製品の消費量は一人当たり39キロである」と述べ、アフリカの繊維産業は非常に細分化されており、改善が必要であるとも付け加えた。調整。

アフリカの繊維製品の消費量が 2 番目に多いのはヨーロッパで、一人当たり年間 25kg を消費しており、次いで中国 (16kg)、インド (6kg) となっています。

アフリカは、綿を含む繊維および衣料品の原材料の生産国として世界トップクラスに位置するが、米国と中国が独占する古着産業の繁栄のおかげで、自国の繊維の消費量は最下位にランクされている。

読む：アフリカはアゴアの利益を得るために米国の貿易分割拡大を求める

「アフリカではわずか3キロで、そのうち2キロは中古品です」とベディ氏は語った。

キプラ氏は、綿花の供給不足によってこの分野の可能性がどのように打撃を受けているかを論じた出版物の中で、ケニアが古着の輸入に依存するようになっていると指摘した。

2017年から2021年の間、ケニアにおける古着の輸入量は年間平均160,638トンで、2021年には183,830トンが出荷されました。

「繊維工場による綿の推定年間消費量は 8,000 トン (41,200 俵) と推定されており、国の要件を満たすための理想的な需要は 26,000 トン (140,000 俵) です」とキプラ氏は言います。

「これらの統計は、繊維産業の高い潜在力が綿原料の供給不足によって抑制されていることを示しています。」

フォーラムの議長を務めたアフリカ連合委員会のアルバート・ムチャンガ経済開発・貿易・観光・産業・鉱物担当委員は、生産コストと輸送コストを削減できれば、アフリカはより多くの綿花を生産し、より多くの自国の繊維を購入できると述べた。

「アフリカ諸国間のつながりは非常に限られているため、小規模のビジネスパーソンがアフリカ大陸の別の地域とつながることは非常に困難です。 また、物品の輸送には非常に費用がかかるため、輸送コストを削減する必要があります」とムチャンガ氏は述べました。

「私たちは、アフリカのデザインを生産する工場を持ち、アフリカ内外の店舗ですぐに入手できるような枠組みを作る必要があります。」

EAC加盟国は、2016年に各国首脳が古着の輸入を段階的に廃止し、現地生産を奨励することを決議した後でも、安価な中古品の輸入からアパレル部門を守ることができていない。

読む：EACはAgoaのもとで貿易促進を目指す

この動きには米国のリサイクル業界が強く反対した。

しかし、EAC は、共通対外関税 (CET) に基づいて繊維品に 35% の関税を課しており、これは域内で最も高い税率です。